白衣高血圧と仮面高血圧などの疑似高血圧

白衣高血圧って笑う人もいるけど、こっちは真剣なんだぞ!・・

●白衣高血圧(疑似高血圧の1つ)

調査員

調査員の岡村です

 白衣高血圧(はくいこうけつあつ)は、病院の診察室などで普段よりも高い血圧が計測される現象をいう。 白衣症候群、ホワイトコート症候群とも。

 血圧は自律神経系の作用で変化し、自律神経系の作用は精神状態に左右される。
 そこで、家庭での計測では正常血圧であっても、診察室に入り医師や看護師を目の前にすると緊張し、 血圧が上昇することがある。

 白衣高血圧による誤診を避けるには、 本人の慣れや医療スタッフの態度、医院/病院の構造などへの配慮が必要だが、 現在では家庭用の血圧計が安価で販売されているので、 これを用いて家庭で常日頃血圧を測定する習慣をつけることも有用である。
 自律神経系の作用には日内変動があるので、 できれば朝(朝食前の排尿/排便後)・夕測定するとよい。

●仮面高血圧(疑似高血圧の1つ)

 こちらの方が(結果的に)少し恐いので、気をつけた方がいいようですね。
 仮面高血圧(かめんこうけつあつ)とは、 診察室で医師に測定した血圧値は正常血圧であるのに、家庭や職場で自分で測定した血圧値が高血圧となる場合をいう。

 診察室や病院では正常血圧とされるために本当の高血圧がマスクされるという意味で、仮面(をかぶった)高血圧」という。

英語では、「masked hypertension」と呼ばれる。白衣高血圧とは正反対の状態である。
仮面高血圧は、高血圧の指摘を受けたことがない未治療の人でみられる場合と、高血圧治療を受けているが降圧薬の持続が短いために生じる場合とがある。

 前者は、職場でストレスの多い中では高血圧となっているのに、 健康診断ではストレスから解放されて正常血圧となってしまう、いわゆる職場高血圧がこれに属する。

 また睡眠中の血圧が下降せず高いまま早朝まで持続する、「ノン・デイッパー」とよばれる人たちもこれに属する。
 ノン・デイッパーは睡眠時無呼吸症候群の人に多いとされる。

 仮面高血圧は、正常血圧に比べて約3倍脳卒中や心筋梗塞になりやすいとの報告がある

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引用出典

フリーの百科事典である WikiPedia に出ていた内容から、参照、引用させてもらいました。(判りにくい部分はやさしい表現に変えてあります。)

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