ナットウキナーゼは、血栓を溶かすと言われていますが・・
血栓ができるメカニズムについて
調査員の岡村です
健康生活情報誌「からだにいいこと」9月号(2011年)にて、 ナットウキナーゼが紹介されました。 この紙面にあった記事内容から、以下のポイントなどを引用させて頂きました。
(→写真は、左から赤血球、血小板、白血球)
血管の中が傷つくと、そこを修復しようとして、金平糖のようなトゲトゲした血小板が集まり、
かさぶたを作ります。それが血栓というものです。血液がどろどろしていると、よけいに血小板が
かたまりを大きくしてしまいます。
できるだけ早くこの塊を溶かさないと、その一部がはがれ、血液に乗って脳や心臓の血管をふさいで、 脳血栓や心筋梗塞の原因になります。
血栓を予防するには
●水分補給:血栓が出来ないようにするには、血液をサラサラにしておくこと。 暑い夏にはとくに、汗や尿として出た分は補給が必要です。
●運動:体を動かさないでいると血液の流れが停滞し、血液の粘度を上げてしまいます。 とくに足を動かすように、積極的に運動するのが良いでしょう。 ●血栓を溶かす働き:通常、血栓を作ったフィブリンという繊維細胞は、 プラスミンという物質で溶かされ、消滅します。 そのプラスミンと同じ働きをすると言われているのが、ここで紹介の「ナットウキナーゼ」なのです。
ナットウキナーゼは、納豆から抽出される酵素です。しかし、
医学的には、納豆を食べても(胃酸で60%が死滅する上、)腸で消化されて分解されてしまうため、納豆から抽出されるナットウキナーゼという酵素が
血液中に入ることは無いんだそうです。つまり売られてる納豆を食べても血栓を溶かす効果はありませんとのことです。
じゃあ、毎日納豆食べても、何の効果もないんでしょうか。いえ、いえ、納豆中に含まれているリノール酸という
不飽和脂肪酸が、(血管壁に蓄積して動脈硬化を起こす )血管中のコレステロールを
洗い流してくれるので、たいへんよい働きがあるんです。
ただ、過剰に食べると、善玉コレステロールHDLまで低下してしまうようなのです。でも、3食毎回1パックくらいは食べても大丈夫なようです。
(HDLコレステロールは血管の掃除屋で、そのため「善玉コレステロール」呼ばれる。)
納豆に含まれるビタミンK2
一般的に納豆から抽出したナットウキナーゼという酵素が、血栓症の予防には効果的であるのですが、 実は納豆自体には、血液を固まらせるに必要なビタミンK2が含まれています。
この「納豆にビタミンK2がある」ために、抗血液凝固薬のワルファリンを服用する患者さんには、医師が納豆を食べるのを 控えるように指導するようなのです。
この血液を固まらせる作用のビタミンK2が除去されているナットウキナーゼ入りのサプリメントなら、血栓を溶かす作用が 妨害されることがなく、効果的に働きます。
FU 表示について(パッケージに表示)
FU値は、ナットウキナーゼの活性を示す単位です。1日の必要摂取量である、2000FUを満たし、 ビタミンK2の含有量0.1PPM以下のものが、日本ナットウキナーゼ協会の規格基準になっています。
★【関連ページ】:
●血液がサラサラになる食品
●血液サラサラと血液ドロドロ
●ナットウキナーゼ サプリを比較
(PR)