休肝日どれだけ必要?週15合以上が飲み過ぎ
摂取の総量が問題なのだよ!
下記は、(2012年4月の日本経済新聞から引用が多く含まれています。すんません。)(PR)
調査員の岡村です
「この程度ならまず心配ない」、「肝臓を休ませることがよいという科学的な根拠は薄い」など、専門家はみな口をそろえて言ってるようです。慶応大学の加藤教授は、「飲み過ぎの人に注意を促すために、休肝日が生まれたのでは」と話しているらしい。
しかし、それではいくら飲んでもいいんでしょうか?以下がその答えでした。
さまざまな調査から、毎日2合、1週間通して14合以内なら悪影響はほとんどないといえる。
だが、毎日3合、1週間で、合計15合を超えると飲み過ぎだ。もしそんな人が2日間飲まなければ、1週間で計15合にに抑えられ、14合という目標に近づく。
「休肝日の設定は総量をコントロールする現実的な手段である」。東海大学付属病院の西崎副院長さんの指摘です。
休肝日を2日入れるということの有効性意味として、「48時間あれば、アルコール依存症の特有の禁断症状の有無がわかる」ことだそうだ。
適量の酒は体に良いのだよ!
フランス人が心臓疾患が少ない理由である「ポリフェノールの抗酸化作用で血管によい」という赤ワインだけでなく、アルコール自体に、血液中の善玉コレステロールを増やして動脈硬化が進むのを防ぐ効果がある。
その目安は、どの程度かというと、
男性の場合、日本酒1合、またはビール中瓶1本程度が適量だ。
国内外の大規模な調査から、男性なら「1日1合」、女性なら「その2分の1合以下」で、狭心症や心筋梗塞、脳梗塞による死亡率が3~4割減ることがわかっている。
別の調査でも、「1日に1合未満」の酒を飲む人には、がんを含む全死亡率が最低で、飲まない人より低かったということだあー・・・・。
しかし、カロリー過多で脂肪肝は増えるかも
しかし、ここで気を付けたいことがあると言う。現代日本人の飽食とも言える食生活で、取り過ぎた炭水化物や脂肪は、中性脂肪として肝臓に蓄えられる。過剰なカロリー摂取は脂肪肝を招きやすいのだ。
「もともと日本人は、遺伝的に、飽食に弱い」と、慶応大学の加藤教授は、指摘しているという。アルコールを飲む前から肝臓が弱っている人が多いというのだ。
人間ドッグを受けた人のうち、約30%が脂肪肝だった。(東海大学の1999年調査)しかし、その5割はBMIが25以下で、肥満ではなかったというのだ。見た目で脂肪肝がわからないのである。
お酒は低カロリーと思いがちだが、ビール中瓶1本は、200キロカロリー、日本酒の1合は193キロカロリー、ワインならグラス2杯で、176キロカロリーある。食欲増進の作用もあり、気をつけないと、すぐにカロリー過多になる。
もともと、アルコールは肝臓で中性脂肪をできやすくしたり、肝臓から中性脂肪を排出しにくくするということだ。脂肪肝の人が、アルコールを適量以上に飲むと、今度は、肝臓病になるリスクが高まるのだあー。
もし、アルコールを適量に飲みたい!とするなら、カロリー過多になることを考えて、このカロリーを消費する運動を取り入れて行くというのが前提なのかも知れない。
参考になるページ:人とお酒のイイ関係|アサヒビール
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